看護師として仕事をしている方の中には、「毎日、病気で苦しんでいる患者さんと接しているのが辛い」と感じている方もいると思います。重篤患者さんなどを担当している方は、患者さんの死などに立ち会うこともあるでしょうから、「仕事をしていると、辛いと感じることが多い」という方も多いと思います。そんな方にぜひオススメしたいのは予防医療や介護業界の仕事です。
病院勤務となっている看護師の方の主な仕事は、患者さんの治療です。患者さんの治療のために、薬を出したり、注射をしたり、それぞれの訴えに応じて対応していることになると思います。しかし介護業界では病気の治療が目的ではなく、自立支援が目的。そのため、病気で苦しんでいる患者さんを対応するのではなく、少しでも自分で出来る様に、サポートしていくことが仕事となります。看護師の場合には、介護施設などで医療や看護の視点から利用者の方のケアを行っていくことになります。健康管理をするためには、どうすれば良いのか、どういったことに気を付けたら良いのか、アドバイスをしながら進めていくことになりますので、「苦しそうで辛い」と感じることはほとんどないでしょう。自分のアドバイスにより、利用者の方が元気になっていく姿を見ると、やりがいも感じられますし、嬉しいはずです。病院と比べると介護施設の場合には、利用者さんとの距離も近いため、今まで以上にコミュニケーションを大事にすることができます。
病院で看護師として仕事をしていると、患者さんの死に立ち会うこともあり、精神的に辛いと感じている方も多いと思います。そんな方も、看護業界であれば、自立支援を目的とした仕事に関わることが出来ます。今の職場に違和感を感じたなら、違った方向からスキルを生かしてみてはいかがでしょうか。